パソコンサポート PCわんだ の日記
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福島県田村市 ヤマハ製VPNルーター NVR510 のネットボランチDNS設定
2017.08.18
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本日は日帰りで福島県田村市へ出張サポートをして参りました。
田村市ですが2005年に旧船引町を中心に周辺5町村の合併により誕生した市になります。
市名は征夷大将軍坂上田村麻呂による蝦夷征討後、その子孫である田村氏がこの地を田村郡として代々支配してきたことに由来するそうです。
そのため市内には坂上田村麻呂に関する伝承が数多くあります。
歴史伝承好きな方にはたまらないスポットではないでしょうか?
福島県田村市 : http://www.city.tamura.lg.jp/
久々のゆるキャラ紹介
田村市の公式ゆるきゃら カブトムシのカブトン
合併前の旧常葉町はカブトムシで有名でカブトムシに特化した施設ムシムシランドがあることでも知られております。
ムシムシランド : http://mushimushiland.com/
さてさて今回田村市へ出張したのは埼玉県に本社のある某事業所様からのご依頼からでした。
ご依頼主様は本社と福島県田村市の工場をVPNで仮想ネットワークを構築し業務の効率アップを図りたいとのお考えでした。
これまでは専用線をご契約でしたがコストカットも見据えてヤマハ製ルーターの導入を社内会議の末決定されたそうです。
ヤマハ製VPNルーター NVR510
一般の家電量販店では取扱いの無い商品になります。
ヤマハ製ルーターにはネットボランチDNSなるサービスがついているため本社~支店などの拠点間において仮想ネットワークを安価に構築できるので非常に人気があります。
当初はお客様が契約されている保守会社様へ設定の依頼をされたのですが、保守会社様の回答はあまり乗り気でなく福島への出張は早くても8月末になるというものでした。
これではあまりにも遅いということで数社へ打診したところ最短で対応でき、尚且つ料金も安価な当店へ依頼をされたという訳です。
ちなみに本社と工場のある2拠点で同時に設定を行うため当店の別スタッフが埼玉県へ出張しており私と連携しての作業を計画しておりました。
時間を無駄にしないためにも失敗は許されません。
おのずと作業をする手が汗ばむのが分かります。
ネットボランチDNSの設定はそれほど特異なものではありません。
他社ルーター同様にブラウザからルーターの管理画面を開き設定を行っていくのです。
赤枠で囲んだ通りの順に設定を行っていきます。
ネットボランチDNSで使用するISP接続先を指定します。
ヤマハルーターのほとんどはISPの接続情報を複数登録できるためこのような振り分け処理が必要となります。
無事ネットボランチDNSサーバーへの登録がなされました。
続いて接続するホスト側の接続設定を行っていきます。
PPTPを利用したネットワーク型LAN間接続VPNを選択します。
ネットボランチDNSで利用する「設定名」「ユーザー名」「パスワード」を登録していきます。
忘れることの無いよう必ず設定値は控えておきましょう。
またPPTPサーバー/クライアントの指定は間違えないようにしてください。
逆だと接続が通りませんので。
同時進行で作業を進めている埼玉県のチームとも連携し作業開始から2時間ほどですべての作業が完了いたしました。
これで高額な専用線サービスを利用せずに大幅なコスト削減とこれまでと変わらぬ業務効率が維持できるということでご依頼主様からも感謝のお言葉をいただきました。
参考までに今回発生した費用です。
ヤマハルーター設定作業 12,600円
田村市出張分
遠方交通費 8,400円
ヤマハルーター設定作業 12,600円
遠方交通費 4,200円
埼玉県出張分
割引 -2,800円
合計 35,000円
※作業時間2時間以内2拠点同時での作業料金となります。
通常ヤマハ製ルーターなどの業務用に近いルーターですと特定の業者様でないと対応
できないケースが多いのですが当店パソコンサポートPCわんだでは多くの設定実績が
ございますのでご安心を!
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午後の空いた時間を利用して束の間の観光タイム
向かった先は同じ市内にあるあぶくま洞。
東北を代表する本格的な鍾乳洞です。
あぶくま洞 : http://abukumado.com/
あぶくま洞のある旧滝根町の一帯は阿武隈高地と呼ばれる高原地帯であり、仙台平と呼ばれるカルスト台地が広がっております。
そのため鍾乳洞の形成に欠かせない石灰岩が多いのです。
あぶくま洞は高地にあるため天気の良い日は遠くまで見晴らせます。
遠くに見えるのはJR神俣駅を中心とする旧滝根町の市街地です。
広場の中央にあぶくま洞の案内板があります。
どうやらここが集合写真の撮影スポットのようです。
鳥居の形をしているのは同敷地内にある阿武隈神社の存在が関わっているのかと。
こちらがあぶくま洞の入口です。
予め購入した入場券を受付のスタッフさんに提示します。
ちなみに入場料は大人1,200円、15人以上の団体ですと1,000円です。
※インターネットあぶくま洞入場割引券が公開されております。
割引を受けられる際は必ずプリントアウトしてご持参ください。
200円割引になります。
インターネットあぶくま洞入場割引券: http://www.city.tamura.lg.jp/soshiki/19/abukuma-syounyuudou-waribiki.html
画像では伝わりにくいですが下り坂が続きます。
しばし下っていき鍾乳洞に進んでいきます。
ここからが鍾乳洞になります。
入口部分はかなり人工的になっておりますが、中に入ると天然の鍾乳洞の世界が広がります。
鍾乳洞内の一部は写真のように一定間隔で照明が変わるなど演出面でかなり力をいれております。
緑の他にも青、赤など数種類のパターンが用意されています。
カーテンのような貫禄の広がりのある鍾乳石が見えてきました。
柱状の鍾乳石。
”地底の精霊”という名称が付けられております。
鍾乳洞にはこのように見せ場ごとに固有の名称が付けられており、名付けをする方のセンスを楽しむこともできます。
天井部から真下へ氷柱のように延びる鍾乳石。
その先端からは時折水滴がしたたり落ちます。
この水滴が肌に触れるのですがすごく冷たいです。
かぼちゃの様に膨らみのある鍾乳石。
ここまで大きくなるのには膨大な年月が掛かります。
ちょっとした空間が見えてきました。
通称”せせらぎの間”
ここで歌など歌ったら響き具合が半端ないかもしれません。
立派に天高くそびえる塔のような鍾乳石
通称”観音像”
このような鍾乳石は天井部から滴るカルシウムを含んだ水滴が長年堆積して出来上がるのだそうです。
こちらも天高くそびえる鍾乳石です。
名称は控えるのを忘れてしまいました。
青白い照明が当たった鍾乳石。
色が違うだけで雰囲気も去ることながら全く別物に見えるから不思議です。
色が綺麗で見た目からも比較的最近できた鍾乳石のようです。
鍾乳石の赤ちゃんと言ったらよいのでしょうか?
赤み掛かった照明により奥の部分が地獄のようにも見えなくもありません。
先ほどと同じ場所ですが照明なしだとこうも違います。
鍾乳洞を出ると外界に通じます。
暗がりから一気に明るくなるため順応するまで目がパチパチすること数回。
また鍾乳洞内は気温も低いのですが、野外は真夏日のため高温です。
鍾乳洞内は1年を通して温度が一定に保たれているとのことですので、逆に冬場は中の方が暖かくて快適なのだそうです。
但し湿度が高いので生活するには向いておりませんが。
あぶくま洞の斜面は一面ラベンダー畑になっております。
密を集めるミツバチが飛んでいるのを見かけました。
あぶくま洞は阿武隈高地の標高の高い位置にあるため少し山を登れば遠くまで見晴しのよい景色が期待できます。
阿武隈高地に設置された風力発電用の風車になります。
天気も良くすごくのどかな景色です。
風車の羽の回転もゆっくりで時が止まったかのような錯覚を覚えます。
望遠レンズで撮影したJR神俣駅中心部です。
こちらがあぶくま洞への最寄駅になります。
通っている路線は通称ゆうゆうあぶくまライン(磐越東線)
撮影に夢中になりふと時計を見たら15:00を回っており慌てて帰社することになってしまいました。
勿論みちくさの結果の予定時間超過ですので帰りの高速代は自腹です。
高速のおかげで定刻通り17:30には宇都宮に到着でき事なきを得ました。
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栃木県宇都宮市のパソコン修理はパソコンサポートPCわんだ