パソコンサポート PCわんだ | 日記 | 広島県呉市 Buffalo LinkStation LS220DN0402B Raidモード変更後のデータ復旧
2017/10/03
広島県呉市 Buffalo LinkStation LS220DN0402B Raidモード変更後のデータ復旧
嬉しいことに久々の中国地方からのご依頼です。
広島県は呉(くれ)市よりデータ復旧のご依頼をいただきました。
念の為ですが呉の読み方は『ご』 ではなく 『くれ』 です。
呉といえば軍需産業が盛んな都市として有名です。
戦時中は国防上重要な軍港として栄え、当時の人口は広島市をも上回るほどだったそうです。
現在では海上自衛隊の拠点基地、海上保安庁の拠点を擁している重要な港湾都市となっております。
眼前に広がる瀬戸内海、大都市広島に近いという地理的な要因からこのような都市の発展を遂げてきた
歴史があります。
広島県呉市:
https://www.city.kure.lg.jp/
そして呉といえば知る人ぞ知る戦艦大和を生んだ町でもあります。
市内のいたるところに大和と名の付く商品や施設で町おこしをしていることでも有名です。
画像は市内の大和ミュージアム1階に展示されている10分の1サイズの戦艦大和の模型です。
大和ミュージアム1階大和ひろばに展示されている戦艦大和の模型。
当時の設計図や写真、潜水調査などから細部まで忠実に再現されており見ごたえ迫力共に十分なものに
なっております。
大和ミュージアムに展示されている戦艦大和の紹介パネル。
詳細に説明書きがされております。
太平洋戦争末期に鹿児島県沖に沈没した戦艦大和。
長らく謎のベールに覆われておりましたが、最新技術による潜水撮影調査の結果がパネルで紹介されています。
すべてを引き上げるには莫大な費用が掛かるようです。
大和ミュージアムには引き揚げられた比較的小さな遺品などが展示されております。
大和ミュージアムの大和ひろばは吹き抜けになっており最上階からは画像のように見下ろすことが出来ます。
広島県、呉市へ観光へ行かれる方、大和ミュージアムへぜひお立ち寄りを。
大和ミュージアム :
http://yamato-museum.com/
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話が逸れてしまいましたが本題の修理の話題に舵を切らせていただきます。
今回ご依頼を下さったお客様は呉市にお住いの個人のお客様からでした。
今年6月に購入された
Buffalo
社のNAS LinkStation
LS220DN0402B
これまでに大きな問題もなくファイルサーバーとして運用されていたそうです。
NASとは :
http://buffalo.jp/products/catalog/storage/nas/nas-life.html
そんな折、問題が起きたのは今年の9月下旬。
これまでLinkStationを出荷時に標準設定されているRaid1モードでお使いになられておりました。
NASという位置づけ、利用目的からもこのRaid1モードでの運用は最適だと判断いたします。
ところが周囲のPCに明るい方から
「Raid1モードだと実際に記録できるデータ容量が半減してしまう」
「せっかくのディスク容量が勿体無い」
「Raid0モードで運用した方が絶対お得だ」
と横槍をいただいてしまったようなのです。
このアドバイスを受けお客様は早速LinkStationのRaidモードを変更されました。
内蔵HDDに記録されているデータの退避を行わぬまま。。。。。。。
無論結果は火を見るより明らかなものに。。。。
そう記録されていたデータすべてが消失してしまったのです。
これにはお客様も唖然茫然とされ心臓を鷲掴みにされたような苦しさを感じる日々が続いていたとの事。
何とかご自身でデータを取り戻そうと試行錯誤されたそうなのですが、先ほどのPCに明るい知人様からの一言
「素人が下手にいじって更に悪化してデータが復旧できなくなっても知らないぞ」
この一言がお客様の決断を後押ししたのだとか。
と言いますか元々はこの知人様が余計なアドバイスをしなければ、このようなトラブルが起きなかったわけなの
ですが。
そこは完全に話題からもスルーされてアドバイスすら無かったことに。
そのような心境の中ネットで検索し当店にたどり着いたのだそうです。
お客様は電話口でかなり疲弊しているのが手に取るように分かりました。
今回のようなトラブルは機械的、物理的な物では無く、完全に論理的な物ですのでデータ復旧は高い精度で
行うことが期待できます。
これらのことをお客様へお伝えしほんの少しではありますが、落ち着いていただけたようです。
まずはLinkStationの現在の状況を詳しく把握するため、正確なデータ復旧のお見積りなどを作成するにあたり
取り急ぎ機器を広島から当店まで郵送していただきました。
機器の発送にあたりお客様からは次のような申し入れをいただきました。
1. 事業用途で無く完全に個人用途のNASであったことから納期は特に急ぎません。
2. 納期を急がないこと、復旧精度が100%でなくとも構わないので費用を少しでも安くして欲しい。
。。。。と
当店では他社と比較しても低料金で作業を実施しておりますので、大幅なディスカウントは出来かねるのですが
データ復旧作業の場合、納期に時間的な猶予を考慮していただけます場合は若干ではありますがディスカウント
は可能です。
但しすべての作業でディスカウントが可能という訳ではありませんので、詳しくは依頼時、申込時に受付担当者へ
ご相談ください。
郵送されてきた
Buffalo
製 LinkStation
LS220DN0402B
2016年発売と比較的新しいモデルになります。
現在でも量販店等で流通しているモデルのため購入された方も多いのではないでしょうか?
作業効率を図るために内蔵のHDDを取り外し復旧作業を行うことにいたしました。
それでは内蔵のHDDを取り外す作業に入ります。
この機種は前面のカバーを外すと簡単に内蔵のHDDを確認することができます。
上位機種のTeraStationと異なり鍵などで施錠もされていないので本当に簡単にHDDを取り外すことが可能です。
そのため注意しないと安易にHDDを取り外したり、不用意に交換などを行うことで致命的な問題データ消失にも
繋がるため取扱いにはくれぐれも注意が必要です。
HDDは手前に引くと簡単に脱着可能。
先ほどのフロントカバー同様簡単に取り外せてしまいます。
取り外したHDDには「1」、「2」とそれぞれナンバリングがされております。
組み戻す際に挿入場所を間違えないようにきちんと控えておきましょう。
取り外しました内蔵のHDD2基
WD
Western Digital
製のNAS,、サーバー用途などで信頼性の高いRedシリーズのHDDが搭載されておりました。
※画像はデータ復旧の作業イメージになります。
原則Raidの設定を初期化やモード変更を行いますと記録されていたデータはすべて消失します。
そのため専用のツールを用いて消失したデータを抽出していく必要があります。
時間的な猶予もいただきましたので作業はじっくりと行わせていただきました。
作業開始から約5日ほど経過し無事データの復旧作業が完了。
消失したデータの約90%ほどのデータの復旧に成功いたしました。
※LinkStation内のごみ箱「TrashBox」のデータは復旧対象から除外したので上記の復旧率となっております。
尚復旧したデータ約500GBはお客様ご用意の外付けHDDへバックアップさせていただきました。
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参考までに今回発生した費用です。
データ復旧作業料 45,000円
(Raidモード変更後のデータ復旧)
割引 ‐5,000円
合計 40,000円
※郵送作業時の金額です。
※機器発送時の往復の送料が別途発いたします。
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呉市にお住いのお客様からのご依頼ということで最後に簡単に呉市の観光スポットについて稚拙ながら
ご紹介をさせていただきます。
と言いますのも作業後にお客様より呉市の宣伝をして欲しいと依頼を受けたものでして。。
幸いなことに当店スタッフが3年前に広島観光の際、呉も訪れたと知り当時の撮影写真を拝借しました。
天気があいにくの雨で見づらいのはご了承ください。
JR呉駅に近い市街のど真ん中にひときわ目立つ存在。
まるで宇宙戦艦ヤマトのようなシルエット。
見方によってはクジラのようにも見えます。
別アングルから。
てつのくじら館という愛称で呼ばれている施設になります。
てつのくじら館
正式名称 『海上自衛隊呉資料館』
なんと見学料入場料無料なんです。
時間制限もありません。
海上自衛隊の広報と活動の紹介を兼ねた施設なんですね。
現代風といいますか非常に見やすいパネルで案内がなされております。
主に展示されているのが掃海活動について
ちなみに掃海とは
海に散らばっている機雷などの兵器を排除し船舶などの行き来を安全にすることです。
海上自衛隊の隊員の皆様が掃海活動をしている様子がプロジェクターによる大画面で紹介されております。
戦後に設置された海上自衛隊の前身となる海上警備隊の主な任務は日本近海に眠る機雷の排除を行うことでした。
機雷は触れたり、音や振動などに反応し爆発する兵器です。
まさに命がけの作業なのです。
海の脅威機雷
様々な機雷の説明や機雷の模型(現物??)が展示されております。
もちろん触れても爆発などはしませんのでご安心を。
本物の掃海艇に搭載されていた機銃
機雷を確実に排除させるために使用されておりました。
かつてはこの機銃を使って機雷に穴を開け海底へ沈めていたのです。
しかし機雷は穴を開け海底に沈めただけでは排除が不十分であるため
近年では機銃を使っての掃海は行われなくなったそうです。
ペルシャ湾での掃海活動の紹介フロア
ここで目を惹くのが何やらユーニクなイラストが描かれた掃海具(フロート)たち
ペルシャ湾の掃海活動のため派遣された掃海艇 ”ははじま” に搭載されていた掃海具(フロート)
正面にはサメの顔がイラストされております。
ペルシャ湾の掃海活動のため派遣された掃海艇 ”あわしま” に搭載されていた掃海具(フロート)
正面にはアザラシの顔がイラストされております。
いずれも海上自衛隊の隊員の方々が実際に書いたものだそうです。
掃海活動は非常に危険な作業です。
このようなイラストを描くことで緊張を解していたのかもしれないですね。。
潜水艦の内部が分かる模型が展示されております。
ここから先はしばし潜水艦の内部についての紹介フロアーとなります。
奥のパネルに実際の様子が紹介されておりますが調理の様子です。
すべて自炊、変わり映えのしない海中の潜水艦の中では食事の時間は唯一の楽しみなんだそうです。
この気持ちよく分かります。
食事のひと時は空腹だけでは無く、精神の飢えも満たしてくれますから。
手前に食糧保存庫、ジャガイモが保存されているのが分かります。
その奥には食卓、右後方にはトイレ、手前にはロッカーが並んでいます。
3段ベッドが並ぶ隊員さんたちの寝室です。
潜水艦は24時間航行していますので、休みも交替制。
ちなみに館長さんのみ個室になります。
1週間分の食事の献立表
飽きることのないようメニューも創意工夫がされています。
まるで学校給食の献立表のようですね。
こちらはトイレとシャワー室です。
潜水艦の中では水はお金以上に貴重です。
一日あたりに使用できる量も徹底して管理されており、一滴たりとも無駄に出来ないのです。
食卓の光景です。
食品サンプルですがすごく美味しそうですね。
ボリュームもあり種類も多く、栄養素が不足しないようしっかりと管理されているようです。
献立表は栄養管理士さんが作製しているのでしょうか?
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ここからフロアが変わります。
一旦屋外に出ますがすぐに館内に入ります。
じつは最初にご紹介した ”てつのくじら”こと潜水艦 ”あきしお” の中なんです。
かつて現役で航行していた潜水艦だったんですね。
まさか中に入れるとは思ってもみませんでした。
2004年に引退後は陸揚げされてここ呉で第二の道を歩むことになりました。
ここから潜水艦の内部に入っていきます。
これまでと違い潜水艦という閉鎖された空間ということも手伝い照明も薄暗くなっています。
先ほど施設館内でも目にしたトイレとシャワー室です。
ハッチ
外界へ通じる緊急脱出口になります。
浮上時のみ開閉可能です。
先ほどのハッチを上り下りするためのハシゴです。
隊員さんたちが休むための寝室。
やはりベッドは3段で、ロッカーも併設されています。
固室でないため周りの気を使う必要があります。
とても私には耐えられない環境ですね。
談話室
皆がくつろぐための比較的開けたフロアー。
ここで作戦会議や各種打ち合わせを行うこともあるそうです。
こちらも寝室です。
ですがベッドが2段になっているのがお分かりでしょうか?
こちらは幹部隊員たちの寝室なのです。
2段か3段かで解放感も変わってきます。
より快適な休み処を手にするためには出世するしかない厳しい世界なのですね。
なんだか凄い機器が現れました。
まるでサーバールームのような出立ちです。
こちらで海上自衛隊本部へ送信する各種暗号などを作成するのだそうです。
操舵室
潜水艦の中でも最も重要な心臓部になります。
こちらで
・進路
・速度
・深度
すべてを操舵しているのです。
24時間交代制ですから誰かしらは操舵していることになります。
やはり潜水艦ですから外部の状況を簡単に目視することはできません。
そのために潜望鏡が設けられており、これを利用して外部の実際の様子を覗き込むのです。
ちなみに潜望鏡は2本搭載されており、昼用と夜用で使い分けているのだそうです。
搭載されている潜望鏡からは実際に外部の様子を覗き込むことができます。
館内の照明が突如赤くなりました。
スクランブル?緊急事態発生でしょうか??
正解は夜間用の照明色なんです。
常に潜水している閉鎖空間の潜水艦内部では昼夜の間隔が薄れ体内時計が狂いがちになります。
それを防ぐために館内の照明を昼用と夜用で使い分けているのだそうです。
AM6:00~PM6:00 昼用 --- 白色
PM6:00~AM6:00 夜用 --- 赤色
時間はまだ日中ですが艦内にいるガイドさんの計らいで特別に夜用照明にしていただいたものです。
ついつい赤色の照明を目にすると映画などの影響でスクランブル発生、戦闘突入かと思いがちですが
実際はそのような状態で照明色が変わることは無いのだとか。。
私もこの件については実際に訪れたスタッフから聞いて初めて知りました。
ここまで時間にして約1時間弱。
これだけ見学、体験してもお財布にも嬉しい入場料無料。
海上自衛隊さん太っ腹です。
※館内のレストランや売店は無料ではありません。あしからず。
てつのくじら館 :
https://www.jmsdf-kure-museum.go.jp/
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